典礼会館( 那珂川典礼会館)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2016年 |
---|---|
場所 | 福岡県筑紫郡那珂川町 |
種類 | 一般葬 |
通夜 | 30人 |
葬儀・告別式 | 30人 |
葬儀社 | 典礼会館 |
斎場、ホール | 那珂川典礼会館 |
葬儀社に支払った金額 | 不明 |
お布施額 | 不明 |
典礼会館を選んだ理由
最初は、生協を予定していたが、余命宣告されていた父が見積もりをし直したいと思い、相談しにいったのが典礼会館でした。
その1週間後に亡くなりました。
典礼会館の評判、口コミ
当初、葬儀については、生協で頼んでいましたが、営業に来られるのがいやということで、父が生前に自分で典礼会館に出向きました。
予約なしの訪問でしたが、父の体調や事情も考慮してくださり、非常に親切に対応していただけました。
もともと、生前から騒がしいのが嫌いで、家族葬や直葬を希望で、見積もりを出してもらいました。
しかし、父が亡くなるとき、父の会社の方がちょうど来てしまい、「社葬にしたい」と騒がれたのを抑えて葬儀をいたしました。
葬式や結婚式は大切なセレモニーですが、大きな規模ですると、家族は来られた方の対応に忙しく、悲しんでいる暇や、下手すればお別れをするための心の整理ができない人もいます。
私の家族は、そういうのが本当に嫌で家族葬を希望していましたが、今回、父の臨終時に会社の方に見つかってしまい、希望通りの葬儀はかないませんでした。
確かに、生前、父とかかわりが多く、非常にお世話になったのですが、家族にとっての最後の時間はなくなってしまいました。
非常に難しいと思いますが、こういったケースに、葬儀社の方が「家族の希望だから」と、一緒にやんわりと上手に断れたら助かるのにな、と思いました。
今回、私は出産直後で葬儀関係にあまり関われませんでした。
母も、父の世話やストレスによる精神錯乱で葬儀にいけませんでした。
代わりに姉が喪主をつとめてくれましたが、30歳で女性ということもあり、父の会社の50~60代の男性の勢いに負けてしまったそうです。
こういったケースに、誰か姉に寄り添って、希望通りの規模の葬儀にできれば、そのあとの家族の後悔や心労は少なかったったと思います。
あまり、大っぴらに宣伝ができるものではないかもしれませんが、世の中には大きな結婚式・葬式を望まない人もいます。
小規模の葬式は、葬儀社の収入につながりにくいかもしれないので、あまり勧められない気もします。
しかし、最後に本当に家族だけで区切りをつけたいって考える人も少なからずいると思うのです。
だから、家族葬や直葬の良さをもっと広める機会があってもいいと思います。
また、「葬式はお金がかかる」というイメージで、そもそも葬式をしない人もいると思います。
その「お金がかかる」というイメージから、手軽、という言い方は間違いですが、自分たちが考える予算であげられる葬式もあれば、顧客がもっとつくのではないでしょうか?
高齢化社会になっていますが、今の若年層は、親や家族の葬式をどうあげるでしょうか?
直前になってばたついて納得できないままでしょうか?
よくわからないから、そもそもあげずに納骨だけでしょうか?
葬儀の内容や、金額、種類など、漠然としたイメージだけでなく、もっとわかりやすく展開していくと、人がよってくると思います。
葬儀関係の広告をたまにみかけますが、どれも漠然としており、質問したいことや疑問を整理することができません。
広告やHPからもっとわかりやすく、身近に感じられる宣伝を考えたほうがよいのではないでしょうか?
今回、父は、胃癌で衰弱してるにもかかわらず、自分で葬儀のプランを考えてしまうような人でした。
ただ、HPや広告では情報がわからず、私たちが止めるのも聞かず、自分自身で面談も同席しました。
葬儀について事前に調べる方がよいと聞きますが、非常にデリケートで、話題にするのも難しい場合もあります。
だから、どこからでも確認できるように、もっと、オプションなどの詳細をわかりやすく、一目でわかるようにするのもありなんじゃないかと思います。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★★
以下、口コミ内容で気になったところについてコメントします。
当初、葬儀については、生協で頼んでいましたが、あとあとも、営業に来られるのがいやということで、父が生前に自分で典礼会館に出向きました。
葬儀に限らず、営業がしつこい会社はやめた方がよいです。
営業がしつこい会社は、利用者より会社の売り上げを第1に考えています。
また、良いサービスを提供していれば、しつこい営業などしなくても、自然と、良い評判が広まり、利用者が集まるはずです。
あまり、大っぴらに宣伝ができるものではないかもしれませんが、世の中には大きな結婚式・葬式を望まない人もいます。
小規模の葬式は、葬儀社の収入につながりにくいかもしれないので、あまり勧められない気もします。
しかし、最後に本当に家族だけで区切りをつけたいって考える人も少なからずいると思うのです。
だから、家族葬や直葬の良さをもっと広める機会があってもいいと思います
これについては、2000年代後半ぐらいから、家族葬や直葬のプランをアピールしている葬儀社が増えてきました。
利用者についても、家族葬や直葬を知っているという人が増えてきていますし、今後、さらに広まると思います。
確かに、葬儀社は、できれば、利益の出る大規模な葬儀を行いたいと思っています。
営業マンに会うと、うまく、大規模名葬儀をあげるように説得されてしまうことがあるので注意が必要です。
その「お金がかかる」というイメージから、手軽、という言い方は間違いですが、自分たちが考える予算であげられる葬式もあれば、顧客がもっとつくのではないでしょうか?
これも、上に書いたことと同じように、2000年代後半ぐらいから、以前より安い予算であげられるプランを出す葬儀社が出始めました。
そして、顧客もついています。
例えば、小さなお葬式は、2009年のサービス開始で、2015年の葬儀実績は2万4000件でした。(これは葬儀最大手と同じレベルの数です)
また、シンプルなお葬式は、2013年のサービス開始で、先行している小さなお葬式よりも安い料金でサービスを提供しています。(葬儀実績は不明)
高齢化社会になっていますが、今の若年層は、親や家族の葬式をどうあげるでしょうか?
ここ10年ほどで急速に家族葬が普及しました。
そして、家族葬ほどではないですが、直葬(火葬のみ行う)も増えてきています。
このような状況になっている原因は、1990年台以降続いている景気低迷や、人間関係の希薄化、などがあります。
この傾向は、今後も続くと思います。
ですので、葬儀は、従来の一般葬はほとんどなくなり、家族葬が普通、直葬の割合もかなり増えると思います。
「葬儀にお金をかけるのが善いこと」という価値観が崩れ、「形ではなく心から故人を送る葬儀」が増えていくと思います。
直前になってばたついて納得できないままでしょうか?
今の若年層について言えば、直前になってばたつくことは、現在より少ないと思います。
2017年現在でも、既に、インターネットで検索すれば、自分の希望する葬儀を見つけることができます。
若年層はインターネットリテラシーが高いので、事前にしっかりと検索すると思います。
また、事前に準備をしなかったとしても、葬儀社を探す必要になった時に、短時間で検索することも可能だと思います。
葬儀の内容や、金額、種類など、漠然としたイメージだけでなく、もっとわかりやすく展開していくと、人がよってくると思います。
葬儀関係の広告をたまにみかけますが、どれも漠然としており、質問したいことや疑問を整理することができません。
広告やHPからもっとわかりやすく、身近に感じられる宣伝を考えたほうがよいのではないでしょうか?
これは、葬儀社によります。
昔からある葬儀社(特に大手で互助会があるところ)は、広告やHPで金額を明示していないところが多いです。
何故かというと、金額を明示してしまうと、後から高い金額を請求することができなくなるからです。
しかし、現在は、HPで金額を明示している葬儀社もあります。(新しい葬儀社に多いです)
HPで金額を明示している葬儀社が増えれば、将来的には、HPで金額を明示しない葬儀社は選ばれなくなり、そのような葬儀社も、HPで金額を明示せざるを得なくなると思います。
ただ、HPや広告では情報がわからず、私たちが止めるのも聞かず、自分自身で面談も同席しました。
HPや広告で情報が分からないからといって、葬儀社に直接行くのは、葬儀社の思うツボです。
葬儀社の営業マンに会ってしまったら、そこの営業から逃げるのは難しくなります。
そもそも、HPや広告で情報がしっかりわかる葬儀社を利用する方がよいです。
葬儀について事前に調べる方がよいと聞きますが、非常にデリケートで、話題にするのも難しい場合もあります。
ご家庭によって、デリケートさが異なると思います。
もし非常にデリケートなのであれば、話題にはせず、インターネットでいろいろ調べることから始めるとよいと思います。
それから、現時点まで、いろいろな葬儀の口コミを見てきた管理人の印象としては、亡くなる本人が積極的に葬儀について調べていないのであれば、家族からは葬儀社探しをしていることは言わない方がよいと思います。
やはり、人間、自分の死を考えることはつらいと思います。
もし、亡くなる本人が、積極的に葬儀について調べているのであれば、本人の意思を尊重する形で、一緒に調べていくのがよいと思います。
どこからでも確認できるように、もっと、オプションなどの詳細をわかりやすく、一目でわかるようにするのもありなんじゃないかと思います。
上にも書いた通り、最近は、HPで、プラン、料金、含まれるもの、オプションを明示している葬儀社が増えています。
そのような葬儀はを選ぶべきです。
