互助センター友の会(甲府シティーホール)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2014年 |
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場所 | 山梨県甲府市 |
種類 | 一般葬 |
通夜 | 80人 |
葬儀・告別式 | 25人 |
葬儀社 | 互助センター友の会 |
斎場、ホール | 甲府シティーホール |
葬儀社に支払った金額 | 280万円 |
お布施額 | 15万円 |
互助センター友の会を選んだ理由
自宅からとても近いため。
互助センター友の会の評判、口コミ
2014年、祖母が亡くなった。
その頃コールセンターで働いていた私は、突然の訃報に戸惑いつつも、冷静に上席者へ報告をし、仕事のスケジュール調整を行った。
東京でひとり暮らしをしていた私は、その日のうちに荷物をまとめて実家のある山梨県へ戻った。
ただ、正直な話、祖母が亡くなったという知らせを聞いたときは、そこまで実感が湧かなかった。
母に言われるがまま、とりあえず荷物をまとめて電車に揺られていた。
棺の中で眠る祖母を前にしても「人は本当に亡くなるんだ」という、我ながらなんて幼稚な頭なのかと思う程度で。
葬儀の前夜、生前の祖母の様子を教えてほしいということで、葬儀社から簡単なアンケートを渡された。
祖母は20代で祖父と結婚、のちに娘である私の母を授かった。孫は2人。
その後、40代で離婚、それからは10匹近い猫と犬を愛でながら余生を過ごしていた。
葬儀社から渡されたアンケートに何を書いたらいいのか迷った私たちは、必要最低限の情報をひとまず書いてみた。
今思うと「これでいいのか?!」と思うほどそのアンケートは簡易的な回答しか書けなかった。
葬儀当日、ピアノの美しい旋律が流れだした。
元来涙腺の弱い私はこの手の音楽にすこぶる弱い。
そこへ司会の女性の優しいトーンで祖母の生前の様子がナレーションされていった。
それは、前夜に私たちが回答したアンケートをベースにしたものだった。
私は泣いた。
その時やっと祖母が亡くなったんだという事実を受け入れたのだ。
家族の前であんなにも泣いたのは初めてだった。
巷では、泣くことが心のデトックスになるなんていう説もあるが、あながち間違いではなさそうだ。
ひとしきりおんおんと泣き、食事も終えたあと、母と支払いの件で支配人の方と別室へ行った。
もちろん予算は事前に聞いていたため、あくまでも確認ではあったのだが。
たかが葬儀、されど葬儀。
庶民にとってはなかなか目にしない金額の請求書である。
「こちらでお願いいたします」
本来であれば葬儀社はサービスを提供しているわけで、お代を頂戴するのは当たり前。
でも私が逆の立場だったらはたしてその当たり前のことができるのか。
泣き崩れる遺族の目をみて、支払いを要求することができるのか。
いや、もちろん支払いはするのだが(苦笑)
支払いをする母の横でひとりそんなことを思いざわざわしていた。
しかし、私の予想は見事外れた。
支配人はきっちりと黒皮のケースに挟んだ明細とともに細かく説明をはじめた。
それは、驚くほどになめらかに。
葬儀というのは、とても悲しい。
でもそこで悲観的になるのではなく、残された者たちにできる最大限のはなむけ=葬儀ではないだろうか。
葬儀社とはそんな最期の見送りをアシストしてくれるプロなのだ。
だからこそ彼らは夢のような見送りの空間を演出してくれる。
請求の場であっても、彼らは自分たちの仕事に誇りをもっているからこそ、ためらいも躊躇もなく堂々と請求をする。
結果、とても良い式だったなと今でも思う。
あの会場で、あの支配人のもとで、執り行うことができてよかった。
ずっと小生意気だった孫が葬儀の席で一番前で家族の前でおんおんと泣いたのだ。
祖母も満足してくれているだろう(笑)
人間はいつか死ぬ。
私もいずれは母を見送る日が来るだろう。
祖母の葬儀を喪主としてつとめた母を見ていて、はたしてこんなことが私に出来るのだろうかと、正直なところ今は不安しかない。
でも葬儀社は味方なのだ。
祖母の葬儀まで、悲しい葬儀をしている遺族から大金を搾り取る人たちという、とてもひどいイメージをもっていた私の意識を変えてくれた甲府シティホールの皆さんには感謝している。
そして、万が一に生前の様子をまたアンケートされるようなことがあった際には、母のことをたくさん書けるようになっておきたい。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★
以下、口コミ内容で気になったところについてコメントします。
葬儀社に支払った金額 :280万円
料金が高すぎます。
参列者80人の規模なら安いところなら100万円以内ですみます。
利用者が料金に甘いと葬儀社は平気でカモにしてきます。