信州さがみ典礼(岩村田法事センター)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2015年 |
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場所 | 長野県佐久市 |
種類 | 一般葬 |
通夜 | 35人 |
葬儀・告別式 | 21人 |
葬儀社 | 信州さがみ典礼 |
斎場、ホール | 岩村田法事センター |
葬儀社に支払った金額 | 74万円 |
お布施額 | 200万円 |
信州さがみ典礼を選んだ理由
互助会に入っていたのと、近所の人や親せきが利用する葬儀社だったので選びました。
信州さがみ典礼の評判、口コミ
祖母の葬儀について。
祖母はかなり変わった人なので、生前は周囲の人とうまくやっていくことはできませんでした。
家族でさえ寄りつかないほどでした。
祖父の遺産を一人で抱え込んで、自分は時代遅れの百姓の格好をいつでもしていて、ケチケチと生活をしていたようです。
そんな祖母ですから、亡くなる数年は、発症率の比較的低い認知症に苦しみ、幻聴や妄想、幻覚に苦しみ、かなり大変だったと聞いた時には、死んだ人の悪口は言ってはいけませんが、正直「やっぱりな」と思いました。
亡くなった、と連絡が来て、急いで駆けつけ、祖母の家を掃除し、来客を迎える準備などを手伝いました。
しばらくして、葬儀社の人が到着し、父や家族に、葬儀の流れやプラン、希望などの相談が始まりました。
葬儀社の人は、丁寧にお悔やみを言いながらの所作に、まったく無駄のない、仕事とはいえ、とても感じの良い人達でした。
だからこそ、葬儀社の人には同情します。
うちのお葬式は異常でした。
お葬式、というより、祖母がそうだったように、親族が少しおかしいのだと思います。
葬儀社の方は仕事で来ています。
当然、プランを説明し、意向を聞いて、見積もりを出していきますが、それが全く進まないのです。
親族、親せきは(といっても、生前に祖母と縁を切っている人が多かったのでそう多くはありません)と、なぜか血のつながりのない人まで口出しをするので、話がまとまらないまま時間がどんどん経ってしまったのです。
ものずごく恥ずかしかったです。
田舎の葬義は、自分の年齢の割にはたくさん経験していますので、葬儀の段取りや順序は心得ています。
生きた方や死に方がさまざまなように、葬儀の見積もりや相談から、葬儀そのものまでが本当にさまざまです。
親兄弟とは、「親の葬式にはみっともないことだけは絶対にやめよう」と、人様や家族の葬儀のたびについつい口にしてしまいます。
私の田舎では、葬儀の際に、葬儀社よりも密に相談や連絡を取るのが、お寺です。
TVなどで、お寺への関わり合いや、お金の話を見たことがあるのですが、私たちのお田舎との違いにびっくりしました。
私たちの田舎では、檀家は本当に大変です。
お寺の修繕から行事まで、お布施の金額はとんでもない金額になります。
最近では、「〇〇円以上のお布施を」を金額の指定までされたそうです。
近所の人が怒っていました。
檀家にも裕福な家もそうでない家もあります。
それでも、他ののお金を差し置いても、「お寺にだけは」という風潮がありますから、どの家も我慢してお金を払っています。
お布施ができなくて檀家をやめるということは、お葬式ができない、そして代々のお墓に入れないことを意味します。
私の家は、檀家としては、大金を払っているほうだと思います。(お寺は明朗会計ではないのでわかりませんが)
若いころは、なぜ死んだ後のためにこんなにも多くのお金を払うのかはわかりませんでしたが、今回の葬儀でわかりました。
葬儀は、故人が高齢のため、存命の友人知人がいないこと、いても絶縁されていること、多くの親族にも絶縁されていることから、予想されたことですが、大きな葬儀ではありませんでした。
それにもかかわらず、葬儀でお経をあげてくれたお坊さんは3名です。
うちのお寺にはお坊さんは1人しかいません。
別のお寺からわざわざ呼んだそうです。
一番いい戒名をもらうためには大金が必要で、1人でも多いお坊さんのお経で素敵にあの世に行けるのでしょうか?
お坊さんとのやり取りを見ていて、今までの大金が戒名に変わるのを見ました。
そして、感じのいい葬儀の方も、一瞬顔色を変えるくらい、お料理だけは豪華でした。
しかも、灰寄せの席に参列する人数がわかっているにも関わらず、その人数をだいぶ超えた数の用意が指示されました。
そして、予定されていた人の欠席もあり、お料理がかなり余っていました。
葬儀にはお金がかかりますね。
死んだ後にもこんなにお金がかかるのですね。
予定では、うちはもうしばらくお葬式は出さない予定です。