小さなお葬式(駿河区豊田ホール)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2016年 |
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場所 | 静岡県静岡市 |
種類 | 一日葬 |
通夜 | なし |
葬儀・告別式 | 8人 |
葬儀社 | 小さなお葬式 |
斎場、ホール | 駿河区豊田ホール |
葬儀社に支払った金額 | 34万3000円 |
お布施額 | 3万円 |
小さなお葬式を選んだ理由
家族だけで、お金をかけずにお葬式がしたかったから。
小さなお葬式の評判、口コミ
2016の2月に主人の母が83歳で亡くなりました。
一年程前から大病を患い、入退院を繰り返していたのですが、ある日突然、劇症型感染症にかかり、お別れもできぬままに、逝ってしまいました。
私の主人は次男で、義母は主人の兄である長男と二人で生活していました。
義兄はその当時、自営業が不調で、義母の年金さえも生活費に回すほど困窮していて、
そこへ来て、義母の介護やら通院費やらで、当然、葬儀費用の余裕がなかったのです。
また、これも嘘のような話なのですが、私の主人自身も義母と同じく、大病を同じ時期に患い、親子で同じ病院に入院、手術をしています。
そういった訳で、大変恥ずかしいし、義母に申し訳が立たないと思ったのですが、経済的に苦しいのでお葬式をどうしようか悩みました。
また、義母は高齢で、もう健在の知り合いも少なく、近所づきあいもないので、例え立派なお葬式をあげても、参列者が集まらないと予想できました。
生前から派手な葬儀は望んでいなかったのです。
けれども、やはり最低限のお見送りはけじめとして、してあげたく思っていました。
何とかやりくりして、用意できる料金で、ささやかだけれども、お葬式するしかない、と話し合い、私はすぐに「小さなお葬式」という、ネットで見つけた葬儀屋さんに頼むことにしました。
どうして「小さなお葬式」が浮かんだのかといえば、実は、私の実母が4年前に亡くなった時、利用させてもらったからです。
実母は、私の兄の家族と暮らしておりました。
兄は決して経済的に苦しいわけではなかったのですが、兄と母が住んでいるところが
田舎で、田舎のお葬式に対して、大変強い抵抗感を持った人でした。
よくわからないけれど、田舎ならではの風習で葬儀が行われるのが普通で、お寺さんとも関係が密で、費用も、まともにすると200~300万かかると言っていました。
兄は、そのような大きな式が果たして本当に必要なのか、疑問を抱いていました。
そして、兄が選んだのが、インターネットで見つけた、この葬儀屋さんなのでした。
しかも、極端な気もするのですが、「直葬」という、お経もなにもない、火葬するだけのものです。
私と兄とで話し合ったときには、「直葬」でもお経だけ唱えてもらおうね、と言っていたのですが、いざ、行ってみるとお坊さんも呼んでなく、私は、なんだか寂しすぎると感じました。
ですが、兄には兄の事情があるらしく、葬儀屋さんに相談したら、お付き合いのあるお寺があるなら、下手にこちらでお坊さんを手配しないほうがいい、とアドバイスされたそうです。
お葬式に対して、近頃では、いろいろな新しい考え方が出てきていて、大分自由な感じがしますが、そういうお寺さんとの関係など、知らないと後で困ることもあるのですね。
兄の住んでいる地域は、近所の人やお寺との結びつきが強いので、兄の考え方は少々新しすぎて、まだ受け入れられ辛いみたいです。
私も兄と同様、「お葬式は無駄に派手にしたくない」という考えで、家族だけでしみじみと見送ることができたのは、母の時も義母の時もすごくよかったと思っています。
話はもどりますが、義母が亡くなって、病院にかけつけ、葬儀屋さんに電話一本いれてから、約1時間後には、打ち合わせに来てくれて、それから約2時間後には遺体を葬儀場へ移動し、3日後に葬儀となりました。
こんなに少人数での依頼にもかかわらず、終始ていねいに応対をしてくださり、とても気持ちよかったです。
お葬式をするにあたり、一番わからない事は、お寺さんとの付き合いとお墓をどうするかということだったと思います。
けれど、一度はそういう事柄に目を向け、調べたり聞いたりして、自分の考えをしっかり持っておけば、心配いらないんだと感じました。