平安祭典(ユウベルホール西風新都)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2012年 |
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場所 | 広島県広島市 |
種類 | 家族葬 |
通夜 | 30人 |
葬儀・告別式 | 30人 |
葬儀社 | 平安祭典(ユウベル) (ユウベルホール西風新都) |
葬儀社に支払った金額 | 150万円 |
お布施額 | 30万円 |
平安祭典(ユウベル)を選んだ理由
西風新都インターの近くで便利が良い。
インターの道を隔てた場所に新しく美術館のような火葬場がある。
家族葬をするのにはとてもきれいで、悲壮感がないので選んだ。
平安祭典(ユウベル)の評判、口コミ
病気の長患いで寝たきりだった父のお葬式は、父の生前の言葉通り、近しい人のみでこじんまりと行いました。
父はそれまでに葬儀社への積み立てなどはしていなかったたため、何かあったらと、喪主の私と夫は、気になっていたユウベルの西風新都ホールの見学に行きました。
父の望むようなこじんまりとしたお葬式ができることを見学で知り、すぐに父に相談しましたが、さすがに父もそのようなことを考えている私たちの態度に驚き、良い返事はもらえなかったので、その時は入会することを断念しました。
その2年後位に父の病状が悪化、そのまま帰らぬ人になりました。
生前の父は絵を描いたり、写真、音楽、映画など芸術にとても造詣の深い人でしたので、芸術的なこじんまりとしたお葬式をと考えていましたので、すぐにユウベル西風新都ホールにお願いすることにしました。
なぜなら、ユウベルホールの道を隔てた場所に美術館のような新しい火葬場が出来ていたからです。
父にぴったりと思いました。
病院からすぐにホールに電話したところ、快く引き受けてくださり、病院まで迎えに来てくださいました。
お寺への手配から、火葬場への手配など事細かなアドバイスを頂き、母の葬儀の時とは比べ物にならないほどの配慮と迅速さでどんどんとお葬式の準備が進みました
また、家族葬のホールはまるで家のような造りになっていて、大きな仕切りを開けるとそこが葬儀場、その反対は親族の控室の広間になっていて、靴を履いたり脱いだりしなくても、父の亡骸と対面できる造りになっていました。
本当に家の中でお葬式を執り行うかのようでした。
また、親族の控室のさらに奥にはベッドルームがあり、疲れた体を癒すのにはとても心地の良い配慮でした。
夜伽の人数が増えても良いように布団も準備してありました。
夜伽の時に困るのがろうそくとお線香ですが、一晩中もつ太い特別なものが準備されているのにも驚きました。
多くの人数がそろっていれば、交代でろうそく、お線香の番をすることはできますが、なんといってもこじんまりとしたお葬式です。
この配慮にはとても助かりました。
お葬式までに湯かんをして体を清めるという儀式をお願いしたのですが、その際には、家族にも声を掛けて下さり、父と心の中で対話できたのはとても良い時間を持てました。
お葬式の折には、生前から父が自分で用意していた遺影を使うことが出来てとても良かったです。
また、疲れている家族へスタッフの方の配慮もいろいろなところで感じ、母や義父が他の葬儀場で行った時のような不快感を感じなかったのはとても心が休まりました。
特に義父の時には、しつこいセールスの人が通夜の時にやってきて、娘の結婚のために会員になるべきだとか、自分たちの葬式のために会員になれとか、なれなれしく控室に書類を持ってきたときには本当に驚きました。
人の悲しみの時によくもまあ、こんなセールスが出来るのもだと、あきれたものです。
だけど、ここは本当にそのようなことは一切なく、お茶のポットをそっと差し替えてくれたりして、本当にいたわりの配慮を感じることが出来ました。
特に感動したのは、火葬場へ向かう際、生演奏で父の好きな曲を演奏してくれてお別れをしてくださったことです。
あれほど芸術をこよなく愛していた父だったので、さぞや喜んで旅立つてくれたことと、確信しています。
本当にきれいな演奏でした。
後できいたら、プロの方の演奏だったとか。
このようにひとりひとりの生きてきた軌跡に沿った最後のお別れの方法を提供してくださる配慮に心から感謝しました。
我が父ながら、こんなにも感動的だったお葬式はなかったと自負しています。
形式通りのありきたりのお葬式のスタイルを打ち破ってくださったと思いました。
そんなことで、わたしたちは早速その組合員になりました。
しいて言えば、組合員と非組合員とのお葬式代の価格が本当に大差があるということです。
確かに毎月かけ続けるのは大変なことですが、私たちのような状況もあるので、この差が何とか別の方法で少なくなれば使いやすいのではないかと思います。
人の死は避けては通れないものですが、いざその死を口にすることは、タブー視されているのも事実です。
最近ではエンディングノートなるものが出回っていますが、まだまだ、一般的ではないのが現状のように感じます。
自分の死後、どのようにしてもらいたいかを書いておくのも自分という個の尊厳を知ってもらう大切だと思いますが、私は家族がこのようにしたら亡くなった家族が喜ぶ、このようにしたらその人らしいというようなお見送りが出来るのも家族ならではと思います。
そのことこそ、家族の愛情のようにも思えます。
まだまだ、金額面など、検討の余地はありますが、ありきたりでない、その人に合った最後が出来るお葬式、このような自由なお葬式が出来る葬儀場の存在はとても大切だと思います。
心のこもった葬儀社や葬儀場が出来ることをこころから願っています。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★★★
料金面だけを見ると高いです。
でも、それ以上に内容が良いので星4つとしました。
以下、口コミ内容で気になったところについてコメントします。
形式通りのありきたりのお葬式のスタイルを打ち破ってくださったと思いました。
昔からある葬儀をただ行い、料金だけはしっかり請求する葬儀社が多いです。
この口コミのように、故人に合った葬儀を考えてくれる葬儀社は、高いお金を払う価値があると思います。
わたしたちは早速その組合員になりました。
しいて言えば、組合員と非組合員とのお葬式代の価格が本当に大差があるということです。
一般論で言えば、会員割引は、葬儀社が非会員の料金を高く設定しているだけですので、お得でも何でもありません。
しかし、本当にその葬儀社を利用したいと思えば、組合員になる方が、金額的に安く済みます。
そう思わせる葬儀を行ってくれた葬儀社は、組合員になる価値があると思います。
逆に、そこまでの価値を感じていないのに、葬儀社の営業の人に勧められて、なんとなく組合員になるのは、後に、他の葬儀社を選ぶ選択肢をなくすことになるので、良くありません。