ベルコ(シティホールなだ)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2015年 |
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場所 | 兵庫県神戸市 |
種類 | 一般葬 |
通夜 | 30人 |
葬儀・告別式 | 30人 |
葬儀社 | ベルコ (シティホールなだ) |
葬儀社に支払った金額 | 150万円 |
お布施額 | 50万円 |
ベルコを選んだ理由
互助会に加入していたので。
ベルコの評判、口コミ
互助会に入っていたので、ベルコを選んだ。
毎年もらっていたカレンダーに書かれている電話番号に、電話をしてすぐに対応をしてもらえた。
亡くなったのが、救急車で運ばれた救急病院であったので、死亡診断書が発行されたら30分以内に遺体を引き取って帰るように言われ、車の手配など、迅速に対応してもらえたのは非常にありがたかった。
ただ、どの斎場にするか、ということは、住んでいる地域だけで決められてしまい、若干駅から遠い斎場になってしまい、結果として車代などがかかってしまったり、来てくれた親戚は、少し不便だったと思う。
後から担当の方に聞いたことだが、他の家族葬用の斎場などは、若干料金が高かったらしく、料金差が生じるならば、最初の電話の時点で話して欲しかったなぁと感じた。
葬儀に関しては、特に何かを押売りされるわけでもなく、全て最低限で執り行った。
担当の方が非常に良い方だったが、仏式と伝えると、本人の意思などを、考慮されることもなく、お寺の手配なども迅速に対応されすぎて、本当に故人の意思を反映できるものではなかったなと感じる。
不本意でもすべての人がエンディングノートを書いておくべきなんだろうなと思った。
通夜振る舞い等、ごはんを食べる風習は無くして欲しい。
肝心の葬儀費用より、アルコール代金が尋常じゃなかった。
これは来た親戚にもよるのだろうが、通夜やお葬式でアルコールを飲むのは自分は絶対やめておこうと思った。
その他、死亡届や埋葬許可の取得などは、全て葬儀社の担当の方が行ってくれたので、こちらとしてはわからないことが多すぎる部分を全て補っていただけたなぁと思う。
特におつきあいのあるお寺もなかったので、お布施については一番悩んだ。
奇しくもAmazonのお坊さん便が話題になった頃で、本当にいい制度だと思う。
お寺には不信感しかないし、宗教法人そのものもに不信感しかない。
仏式で行うならば、Amazonのお坊さん便はぜひ検討したいし、次回葬儀を行う立場になるなら、もっと活用しやすいくらい広まっていて欲しいなと思う。
初七日法要も同日に行われるということで、もはや仏事なんて形式だけになっているのだから、お布施も現代式で良いと思った。
火葬場は随分と老朽化していて、もうすぐ足りなくなるんだろうなと感じた。
お骨を拾われるけれど、残った分は別の共同墓地にいくということで、拾わないという選択肢(お墓がない、無縁の方)があってもいいのかなと思う。
全て終わった後にベルコの方が位牌など道具を持ってきてくれて、さらに互助会への入会と、保険の加入をすすめられた。
互助会に入ることは全く迷いがなかったが、こんなことにも保険があるというのには驚いた。
また、互助会は経済産業相が行なっている事業であって、例えば関西の人が旅行中に関東でなくなったとしても、提携している葬儀社で使用できる、ということに驚いた。
今回、遺体を運ぶ、ということが難しかったり、保管しておく、ということが、自分たちだけでは絶対できなかったので、そのあたりをフォローしてくれるシステムは非常にありがたいと感じた。
互助会には入っていて全く損はないなと思った。
保険に関しても4年かければ損になることはないし、葬儀に使えなかった分は現金で返金されるということだったので、入っておいた。
掛け金も数千円なので、そんなに損はない。
四十九日や、一周忌は全く行わなかった。
これもお寺からはかなり営業を受けたが、故人の意思もあり全く行わなかった。
納骨は非常に、ややこしかった。
京都にある由緒正しい祖廟なのだが、そのお寺も『株式会社◯◯祖廟』となっていて、料金も納骨いくらから、読経いくらから、と料金体系が書かれており、逆に最低限しか支払わなかった。
墓の権利者が亡くなってしまったので、相続同様、権利者をうつすために、書類を書き、住民票まで提出した。
もはやお寺も経営重視。
とっととお寺のグレーな料金体系を明らかにして欲しいなと思った。
お寺に対してはどこに対しても不信感しか今はない。
葬儀を通して本当に親戚っていらないなと思った。
なんのために来たんだ?という、親戚が多すぎる。
そして、お手伝いなども特にしてもらえるわけではない。
そういうのを嫌って結婚しない人というのが案外たくさんいるのではないかなあと思う。
葬儀を執り行う側を経験してよかったことが一つある。
昨年近しい人が相次いで亡くなったが、喪主をしている当人が、どんな気持ちで動くのか、自分はどういうサポートをして欲しかったなというのを、思いながら動くことができた。
大変悲しいことだが、葬儀はお金がかかる。
「昔ながらなら葬儀をしなさい」という古いタイプの方がいるが、そう言うのならば、香典を100万円くらい包める立場になってからだなぁと思う。
故人は自分の葬式にそこまでお金をかけるなら、自分たちや子供、孫の未来のために使って欲しいと思っていると思う。
少なくとも自分ならそう思う。
通夜の席や葬儀後の会食でアルコール類を飲むのはもってのほかだ。
たくさん飲むなら香典も10万以上払ってほしい。
あと、私は香典を払う側になるとき、香典返しはいらないなと思う。
タオルとか、ほしいものがそんなにないし、そんなところでお金を使わなくていい。
返さなければ非礼になる人以外には返さなくていいよなと思う。
葬儀後一番むかついたのは謎の業者からのセールス電話だ。
全く知らない業者から電話があり、香典返しなどセールスされた。
なぜ誰かが亡くなっていることを知っているのか聞くと、葬儀場に誰々の葬儀、と名前があがると、それをチェックするスタッフというのが何人かいて、どんな人か、住所など調べるそうだ。
今亡くなる世代は割と昔に電話帳など載せていて、個人情報がダダ漏れだったりする。
そういうのを調べて電話してくる業者もいるので、誰の葬儀が行われているか、あまり出さないようにすることってできないのかなと思った。
これは本当に弱っているときに面倒くさいし、不必要に怒ってしまう。
セールス業者は慣れているだろうが、これは本当にやめてほしい。
世代的に葬儀にいくことが増える。
あまりいいことではないが、若いうちに喪主を、経験してよかった。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★
口コミの内容自体、一見、悪いところはありません。
しかし、やっぱりベルコは料金が高いです。
料金が高いので、評価を星2つとしています。
それから、この口コミには、注意しなければいけない点が1つあります。
互助会についてです。
「互助会は経済産業相が行なっている事業であって・・・」という記述がありますが、これは事実と違います。
「経済産業相が行なっている事業」と言ったら、国が行っていることになってしまいます。
事実は、経済産業省が指導、監督、許可をしているだけです。
それから、「互助会には入っていて全く損はない」という記述があります。
これは多くの人が騙されています。
互助会に入ると料金が割引されますが、元の料金が高く設定されているだけです。
元々、葬儀料金に決まった金額はありません。
例えば、葬儀社は、葬儀を150万円で売りたいならば、定価を200万円にして、互助会に入会すると50万円割引になるようにします。
多くの人が、「これをお得だ(50万円安くなった)」と考えてしまいます。
しかし、本当にお得なのは、例えば、定価も実際の料金も120万円でやってくれる葬儀社に頼むことです。
お得なのは、割引が大きい葬儀社ではなく、最終的な料金が安い葬儀社です。