平安祭典(ウェルライフ)(平安篠崎)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2015年 |
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場所 | 東京都江戸川区 |
種類 | 家族葬 |
通夜 | なし |
葬儀・告別式 | 14人 |
葬儀社 | 平安祭典(ウェルライフ) (平安篠崎) |
葬儀社に支払った金額 | 70万円 |
お布施額 | 70万円 |
平安祭典(ウェルライフ)を選んだ理由
近かったため。
平安祭典(ウェルライフ)の評判、口コミ
家族葬と言ってもそれほど安くないと言うことは事前に知っていました。
ただ、私が喪主として平安祭典を選択した理由は近場であったことです。
実は父が亡くなる直前、戒名や僧侶の読経が必要かどうかも事前に聞きました。
その時は必要が無いと言うことなので、僧侶も戒名も不要にしました。
そこでは強い勧誘も無かったのでほっとしました。
また、私は檀家も入っておりませんでしたので、僧侶に関する煩わしさもなかったのは良かったです。
そのため、位牌も特に設けませんでした。
私はかねてより思っていたことがありますが、本当に派手な葬儀が必要かどうか疑問に思っていました。
亡くなれば骨になるだけの人生ですから、父には、位牌もつくっていません。
その代わり、生前なくなる直前に写真撮影をしました。
私は母の位牌をつくりましたが、今でも戒名がすらっと出できません。
母の本名はもちろん分かりますが、位牌を見て何を感じるかと言えば何も感じません。
むしろ、母に対しては写真を見て思い出すことがとても多いのです。
ただ、父に対してはエンディングノートをつくって欲しいと願ったのですが、そういうことは父はしなかったのです。
父はある県人会で副会長をしていましたが、県人会の人も呼びませんでした。
その後、電話をかけて父が亡くなったことを県人会に通知しましたが、誰も線香をあげに来なかったことはちょっと意外でした。
人生そんなものか、あるいは人情というのも薄れてきているのだなと感じた瞬間です。
それはともかく、相場に関しては70万円というのは確かにいい値ですが、まあそんなものかなと思っています。
僧侶の読経の代わりに、葬送曲を流しました。
静かに厳かの雰囲気を出すには葬送曲で十分です。
その後、四十九日、一周忌、三回忌もやるつもりもありません。
死んだらそれで終わりですし、生きている人間の方が大事です。
ましてや院号なんてそんな贅沢な戒名は必要ありません。
私が亡くなったら東京湾にでも流して欲しいなとも思っているくらいですから。
派手な葬式って結局は、見栄もあるでしょうし、会社の社長とか会長とか団体の理事長ならやる意味があると思います
それは何故かと言えばビジネスですから。
ビジネスで代替わりするのであればそれは否定しません。
こういうところで意外と大事な話が決まるというのはよくあることですからね。
平安祭典の見積りは明瞭でした。
最初からこの見積りを提示されオーバーすることもありませんでしたし、ここに頼んで良かったと思います。
対応も丁寧ですし、オプションもつけてくれとしつこく勧誘することもなかったです。
私としてはしつこく勧誘されるのは困りますから、ここで良かったなあと思います。
ですから平安祭典はオススメです。
互助会には日冠さんに頼んでいます。
父が亡くなる前に日冠さんと知り合いになり、勧誘を受けましたが、ここもまあまあでした。
互助会に入った理由は父が入っていたため。
私が引き継ぎをしましたが今でも入会しています。
人生何があるかわかりませんから、別に日冠さんにオススメするわけではありませんが、何らの互助会に入った方がいいです。
押し売りというもなかったです。
基本、葬儀のトラブルって押し売りがあることではないでしょうかね。
人生一度のことですから高い棺が必要だとかそういうところがあるというのも聞いています。
でも、そんな見栄張ることもないです。
ランクを見せてもらいましたが、安いランクの棺にしました。
別にこれは父に愛情がないわけではないです。
確かに母の時代と比べて質素な葬儀でしたが、時代が違いましたからね。
そこで会社にも連絡して、「葬儀は家族葬でやりますので会社の人が来るには及びません、花も香典も結構です」と通知しました。
最近、関西では香典不要な葬儀が増えていると聞いていますが、こういう葬儀が増えればいいなと思っています。
あと、群馬県や栃木県などでは新社会運動という葬儀もあり、安く葬儀を行なうことも増えているようですね。
私はこの方式にならいました。
ただ、やっかいだったのは、父が亡くなったのは自宅だったことです。
父がこときれた時、救急車を呼びましたが、もうすでにこときれていまして、病院で最期の確認が終わった後、警察が来て取り調べを受けました。
もちろん事件性もないですからすぐ終わりましたが自宅で亡くなるとこんなにやっかいなのかなと感じました。
それで葬儀が終わり、今度は遺体を焼くのですが、その前に親戚同士で雑談をしました。
いろんな雑談をしましたがとりとめのない話で、タバコを吸いつつ思い出話に話を咲かせました。
遺体は骨になりましたが、私としては父の骨に対して何か感情がわき起こったかと言えば何もありませんでした。
人間死ねばこんなものかとも思いました。
最後に父の実家の人と2人だけで寿司を食べました。それも豪華な寿司屋でもなく回転寿司屋です。
この時、この人はこんなことを言っていました。
「こんな葬式は簡単でいいのだけれど、うちがこの葬式をやると周りからひんしゅく買うだろうね」と悲しい顔で言っていました。
私は「そうですね。東京だからこそできるのかも知れません。田舎には様々な風習とつながりがあり、家族葬や直葬なんてやったら周囲からどう思われるかわかりませんものね。」と、そんな話をしました。
その後、私は母が眠る霊園に遺骨を運ぶ作業がありました。
これで母と父が一緒になって永眠することができる、そういう気持ちもありました。
2人は色々ありましたが愛し合っていたことに変わりはありません。
母が亡くなったときから父は認知症になり、しだいに老化していきました。
やはり父にとって母の死はショックだったのでしょう。
数年後、そんな父は後を追うように母の墓に入りました。
私は人は死ねば仏になるとかは一切信じていません。
死んだら終わりそれが私の信条です。
私もいつかは死ぬでしょう。
私は幽霊も信じていません。何か亡霊がいるとも思っていません。
それでも父と母が一緒の墓に眠り永遠に一緒にいることについて嬉しい気持ちもあります。
父と母の葬式が無事終わり、喪主のつとめを果たしたことは、私の人生にとって大きな一歩前に進んだと思っています。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★★
家族葬となっていますが、通夜が行われていませんので、一般的には「一日葬」と呼ばれている内容です。
この平安祭典(ウェルライフ)の口コミは、特に悪いところはありません。
ただ、参列者14人の一日葬としては、料金がやや高いと思います。
一日葬は、通夜をやらない分、費用がかかりません。
安いところだと、一日葬は20万円台後半からあります。
一方、この口コミの料金は70万円。結構、高いです。
ということで、評価は星3つとしています。