家族葬のファミーユ(ファミーユみのり台)を実際に利用した方から体験談をいただきました。
お葬式の概要
時期 | 2010年 |
---|---|
場所 | 千葉県松戸市 |
種類 | 家族葬 |
通夜 | 40人 |
葬儀・告別式 | 7人 |
葬儀社 | 家族葬のファミーユ (ファミーユみのり台) |
斎場、ホール | なし(自宅で行いました) |
葬儀社に支払った金額 | 42万円 |
お布施額 | なし |
家族葬のファミーユを選んだ理由
見積もりを依頼した同業他社のなかで、一番料金体系が明確で、担当者の振る舞い、態度が誠実で、遺族の精神状態に、寄り添ってくれ、こちらの意を汲んでもらえたから。
勧めるだけではなく、削るところは削り、省くところは省くプランを提案してくれたから。
家族葬のファミーユの評判、口コミ
病気発覚時、既に末期の癌の診断となった母の件です。
効果が乏しくなった時点で治療を中断し、苦痛をのばすだけの延命治療はしない方針となり、住み慣れた在宅での看取りを母が希望し、家族もその意思を尊重し、自宅で家族に見守られながら息を引き取りました。
もう何十年も住んでいる、狭くて古い団地の一室が自宅でしたが、母にとってはそこがどんなに清潔で明るい病院の病室よりも居心地のいい場所だったのだと思います。
兼ねてから、「大袈裟な葬儀なんてしないでほしい」「友人知人には死んでしばらくしてから葉書で死んだ報告と生前の付き合いに感謝する旨を伝えてほしい」と母は希望していましたので、近しい親類のみ最小限にしか声をかけず、あとは同居家族の合計5人でこじんまりとした手作りの温かい葬儀をして見送る方針にしたく、複数の葬儀業者へ見積もり依頼しました。
こちらの意向を一番理解してくれ、料金体系も明確で、勧めるのではなく削る、省く提案をしてくれたファミーユさんに決めました。
葬儀当日、当初の方針通り、しんみり温かい気持ちで、余計な気遣いや雑務に追われることなく、主役である母に対して思いを馳せるためだけの時間を過ごすことができました
途中、訪問チャイムがなったのですが、たいして気にも止めず、今は母と過ごす時間が優先と、その対応もファミーユさんの担当者にお願いしていました。
ところが対応から戻ってきた担当者から「外に大勢の弔問客がいらっしゃってお別れの挨拶を希望されています。ご遺族の意向を尊重しご帰宅願いますか?それともせっかくなのでご挨拶してもらうようにしますか?」と相談がありました。
どうやら家族のなかで、友人へ母が亡くなった旨を知らせた者がおり、そこから母の友人や家族の友人へ連絡がまわり、葬儀については詳細を一切伝えていないのに、こうして弔問に訪れてくださったようでした。
葬儀もそっちのけで急いで家族で話し合い、対応を相談し、せっかく来てもらったのだから、と弔問客を迎え入れる方針へと切りかえ、その後の対応はファミーユさんの担当者に仕切ってもらいつつ、弔問客へ感謝しながら式がすすみました。
先ほども述べましたように、自宅は古くて狭い団地です。
大勢の弔問客が訪れることなど考えず、特別な手入れもせず、ありのままの状態で葬儀を行い、そこへ弔問客を迎え入れたのです。
おそらく来られた皆さんは、そのあまりにも生活感のあふれている葬儀会場に驚かれたと思います。
でも皆さん、変にかしこまることも、よそよそしく振る舞うこともせず、生前母が元気だった頃に自宅へきてくださっていた時と同じように母へ挨拶してくださり、終始和やかに弔問してくださったのです。
ファミーユさんの担当者は、何の打ち合わせもしていなかったのに見事に臨機応変へ対応してくだり、狭い家の中の動線を整え、スムーズに弔問が行えるよう、また、わたしたち家族が弔問客の対応に追われ、オロオロして母と過ごす最後の時間を無意味に消化してしまわないよう気を回してくださいました。
当初考えていた家族葬のスタイルとは大部違った形の葬儀となってしまいましたが、母には、直接母が死んだことを言わずとも、最後の挨拶にきてくださる友人知人がたくさんいたことに胸が熱くなり、感極まった式となりました。
これがうちの家族らしい手作りの式なのだと思いました。
あの担当者がいなかったらここまでスムーズに式をあげることこはできなかったと思いますし、私たちの知らなかった母の一面を知ることもできなかったと思います。
後日弔問に来て下さった多くの方から、わたしもあんな形の式がしたい、と声をかけてくだいました。
たった一度の事前打ち合わせと、葬儀当日の雰囲気を察して、私たちの希望を最大限にくんでいただいたあの担当者の方には感謝してもしきれません。
なかなかいませんよ、あのように動ける方は!
大変いい式になり、7年経過した今でも、胸が熱くなり感謝の気持ちでいっぱいです。
葬儀会社の方にのとっては、数ある仕事なかの一つの仕事かもしれません。
でも、式を挙げる遺族にとっては、慣れないことだし、人生にそうない機会です。
それをきたんと理解してくれ、数ある仕事の一つとして終わらせず、個別に対応してくださったことが本当にうれしかったです。
葬儀社リサーチャーのコメント
評価:★★★★★
以下、口コミ内容で気になったところについてコメントします。
見積もりを依頼した同業他社のなかで、一番料金体系が明確で、担当者の振る舞い、態度が誠実で、遺族の精神状態に、寄り添ってくれ、こちらの意を汲んでもらえたから。
勧めるだけではなく、削るところは削り、省くところは省くプランを提案してくれたから。
このような葬儀社は少ないです(管理人の経験だと3割ぐらいです)。
このような葬儀社には、星4つ~5つを付けています。
逆に、「料金が不明確」「オプションを勧めてくる」ところは、星1つ~2つになります。
これがうちの家族らしい手作りの式なのだと思いました。
あの担当者がいなかったらここまでスムーズに式をあげることこはできなかったと思いますし、私たちの知らなかった母の一面を知ることもできなかったと思います。
後日弔問に来て下さった多くの方から、わたしもあんな形の式がしたい、と声をかけてくだいました。
見栄と世間体のため葬儀は過去のものです。
また、そうさせる葬儀社は、故人・遺族のことだけでなく、金儲け重視です。
日本の葬儀は、長らく金まみれでしたが、最近、ようやく、「心から故人を送る葬儀」をあげられる葬儀社が増えてきました。
ただ、まだそうでない葬儀社もたくさんありますので、利用者が良い葬儀社をしっかりと選ぶ必要があります。